ごきげんよう、菊太郎です。
以前から登場が発表されていたiPhoneの新OS「iOS 9」。
「公開日は今秋」とのみ伝えられており具体的な公開日はまだ未定でしたが、先ほど行われたAppleのスペシャルイベントでいよいよ9月16日になることが発表されました。
そんなiOS 9ですが、今までのiOS 8から何が変わるのかを見ていきたいと思います!
新機能ぞくぞく!
例年、新型iPhoneに先駆ける形で公開されているiOSですが、iOS 9の公開日はiPhone 6s/6s Plusの発売日(9月25日)より9日早い9月16日に決定しました。
特に今回のiOS 9は全体的なパフォーマンス上昇をメインに設計されてると言われており、どれくらい快適に動作するようになるかが注目されています。
対応しているiPhoneは以下の通り。
- iPhone 4S
- iPhone 5
- iPhone 5s
- iPhone 5c
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
iPhone 4はiOS 7.1.2でサポートが打ち切られましたが、iPhone 4sは引き続きサポートが続行した形になります。
それでは早速、そんなiOS 9によってわたし達のiPhoneがどうパワーアップするのかを見ていきましょう〜!
『メモ』が劇的進化!
標準アプリの『メモ』は最低限の機能は搭載しているものの、サードパーティ製のメモアプリに比べると機能がやや弱い状況でした。
しかし、iOS 9から『メモ』に以下の機能が付くことが決定。
- チェックリストの作成
- チェックリストは、iCloudによって全デバイスで共有
- 手書きでスケッチが描ける
- スケッチには様々なブラシや定規機能あり
- 『メモ』から直接写真が撮れる
特に手書き機能はかなり高性能になるとのことで、早くも注目されています。
標準アプリだけあってiCloudとの同期が非常にスムーズな上に信頼性も高いので、他のメモアプリよりも使い勝手がよくなるかもしれませんね。
『マップ』が一部の国で乗換案内に対応
登場当時は不評続きだった『マップ』もiOS 9から公共交通機関に対応し、『Google Map』のように乗換案内が使えるようになります。
他にも周辺の店を探せる機能や、その店がApple Payに対応しているかを調べる機能も追加。
ただし、これらの機能が使える地域はかなり限られており残念ながら日本では未対応。今の所いつ対応するかも決まっていないので、しばらくは『Google Map』のお世話になりそうです。
『iCloud Drive』がアプリとして登場
『DropBox』や『Google Drive』のように、ファイルをiCloud上に保存出来るAppleのオンラインストレージ『iCloud Drive』。
iOS 8まで、iCloud Drive上のファイルを見るにはウェブ版かサードパーティのアプリを使うしかありませんでしたが、iOS 9ではアプリとして登場しiCloud内のファイルを簡単に閲覧することが出来ます。
これからはiCloud内になるファイルの管理をより一層しやすくなるので、不必要なファイルを削除したり整理しやすくなりそうですね。
『メール』に様々な機能が追加
標準アプリの『メール』に新機能が多数搭載され、かなり高度なことが出来るようになります。
追加された新機能は以下の通り。
- 写真、動画以外も添付可能
- 添付したファイルに、図やコメントを加えられるマークアップ機能
- iCloud Driveから、直接ファイルを添付
- 受け取った添付ファイルを直接iCloud Driveに保存出来る
- MailDropを使えば、最大5GBまでファイルを添付可能
- 添付できるファイル数が無制限に
- メールの検索機能が向上
特にiCloud Driveとの連携が強化しているので、Apple系のサービスをメインに使っているならば使い勝手がグッとよくなりそうです。
『Siri』の機能が強化
音声秘書機能『Siri』の機能も大幅に強化されるようです。パワーアップした点は以下の通り。
- 正確性が40%上昇
- 写真の検索にも対応
- リマインダーの追加に対応
- 事前予測機能対応
特に「事前予測機能」は非常に優秀で、
- 車に乗ったときにいつも音楽を聴いていたら、車に乗った瞬間に音楽を流してくれる
- 連絡先に登録していない人から連絡が来たら、連絡先の候補を表示してくれる
- 毎朝チェックしているサイトを、自動的に表示してくれる
など、自分がやろうとしていることを予測して、操作するよりも先にSiriが手配してくれます。
日本において『Siri』は比較的使いにくいと言われていましたが、iOS 9からは『Siri』をガンガン使えるようになるかもしれませんね。
電池がさらに長持ち
iOS 9では全体的な効率化を施しているため、電池の持ちがさらに向上。
iPhoneの画面を下にして机に置いているときは、通知を受け取っても画面に表示されなくなるなど、Apple Watchのような省エネ機能が追加され、iOS 8に比べて電池の持ちが1時間長くなるようです。
また、iOS 9からは低電力モードに切り替えが可能。
低電力モードにするとパフォーマンスは40%ほど低下するものの、電池のもちを最大で3時間延長できるので、「とにかく電池をもたせたい!」という時に役立ちそうです。
アップデート時に必要な容量が小さく!
今までiOSをアップデートする際に場合によって数GBの空き容量が必要なることもありました。そのため、容量が足らずにアップデート出来ないなんてことも。
しかしiOS 9からは今までの3分の1の空き容量でアップデート可能になるので、容量が少ないユーザーでも気軽にアップデート出来るようになります。
これは16GBのユーザーにとって、一番嬉しい機能かもしれませんね。
一段と高速化
iOS 9からは「Metal」という専用のグラフィックシステムを最大限に活用できるため、全体的なパフォーマンスが向上します。
具体的には、
- スクロールがより早くなる
- アニメーションがよりスムーズになる
- サイトの表示がより高速化
- マルチタスク機能がなめらかになる
のように、全体的な操作性にまつわる部分で機能が上昇。
これで、今まで以上にiPhoneをスムーズに操作できるようになるかもしれませんね。
セキュリティが強化
もともと強固と言われていたiOSのセキュリティがさらに強化。
今までのパスコードは4ケタでしたが、iOS 9からは6ケタがデフォルトにとなります。今まで1万通りだった組み合わせは100万通りに。
4ケタの数字はのぞき見でも比較的暗記しやすいようですが、6ケタになるととたんに難しくなると言われているので、パスワードがさらに破られにくくなることが期待されています。
また自動ロックまでの時間は今まで最低1分でしたが、iOS 9からは30秒を選択可能。ちょっとしたスキにiPhoneがいじられるのを防げるようになります。
その他の新機能
その他にも、以下の様な細かい機能の追加があります。
- 写真をなぞって選択する機能が復活
- ウィジェットにバッテリーを追加
- すぐに戻れる「Back to」ボタンが追加
- 一部のアプリで、トラックパッドジェスチャが利用可能に
- 見ている写真は、スワイプで閉じられるように
- Spotlight検索が強化
- Safariのパスワード管理画面で指紋認証が使用可能
などなど、どれも便利そうですね!
その他の機能についての詳細は、以下の記事に記載してあります。
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というわけでiOS 9の新機能を紹介していきましたが、どれもiPhoneの使い勝手を何倍も向上させてくれそうな機能ばかりです。
今使っているiPhoneがもっと使いやすくなりそうなので、9月16日の公開日が楽しみですね!