こんにちはkimiです。
大々的なiPhone 6s発表イベントでお祭り騒ぎになっている中、実はアップルにとってよくない出来事も起こっていました。
iPodの特徴的な円状のコントローラ「クリックホイール」について、過去に特許を巡って裁判沙汰になっていましたが、9月9日付でアップルの敗訴が確定したそうなんです。
判決によるとなんと発明したのは日本人のようですよ!
アップルは3億6千万円を日本人発明家へ支払いすることに
iPodといえば、特徴的なのが円盤型コントローラの「クリックホイール」。しかし、その技術がアップル独自のものでないことが今回の最高裁判決で認定されてしまいました。
アップルとの裁判で勝訴したのはなんと日本人の発明家、斎藤憲彦さん。最高裁判所はアップルによる特許侵害を認め、約3億3,600万円を斎藤さんに支払うことを命じました。
斎藤さんは当初100億円の損害賠償を請求していましたが、クリックホイールについて「発明の技術が製品に寄与する程度は大きくない」として一審二審からほぼ同額の賠償金となったそうです。
ちなみに、斎藤さんは個人で技術開発会社を設立しており、クリックホイールは「斎藤さんの最初の発明」とのことです。
iPodは当初、操作部分に「メカニカルホイール」と呼ばれるボタン式を採用。そんな中、斎藤さんはアップルに自身の発明した「クリックホイール」を売り込みに行ったのですが、ロイヤリティーの面で折り合いがつかず話はまとまりませんでした。
その後アップルは、まさにその「クリックホイール」を搭載したiPodを発表。アップルが斎藤さんの発明をパクっちゃったのかはわかりませんが、少なくとも裁判では特許の侵害が認められることとなりました。
オリジナリティーの点でアップルが敗訴してしまったのは残念ですが、日本人の発明が世界中の人に受け入れられたと考えると、なんか誇らしい気持ちにもなりますね。