突然ですが、日本で売られているiPhoneの価格。世界的に見て高いのでしょうか?それとも安いのでしょうか?
今回明らかになったデータによると、国によって高い国と安い国では6万円もの差が出るそうなんです。
一体なぜそこまで差がついてしまうのか?そして日本のiPhone価格は世界的に見て高いのか安いのか?そんなちょっと気になるデータをご紹介します!
気になるiPhoneのお値段は?
結論から言ってしまうとiPhoneの販売価格は世界共通。Appleが販売する国によって価格を変えることはありません。
実はiPhoneのみならず、家電の価格も世界共通。安い国で買って高い国で売る転売ヤーを防ぐために、このような措置がとられています。
「でも金持ちの国と貧乏な国では、家電の価格はかなり違う気がするのは気のせい?」と感じるかもしれませんが、実は日本の家電平均価格は世界的に見ても比較的高額です。
その理由は、日本で売られている家電は高性能で多機能だから。電子レンジひとつとっても、様々なボタンがあって説明書が分厚くなるほどの機能を兼ねそろえています。
しかし、国によっては最低限の機能の家電しか売られていないところも。そういった国では「格安家電しか売っていないので、結果的に家電の平均価格が低くなる」というワケなんですね。
逆に日本みたいな金持ちの国は多少高くても売れてしまうので、少しでも利益をあげるために機能をプラスしたりして値段を高くしています。
高機能なのはありがたいですが、マイナスイオンが出るテレビなんかはさすがに必要ない気もしますけどね…w
さて、iPhoneの値段が世界共通なのはおわかり頂けたかと思いますが、実はわたし達が実際に手に入れるときの金額とはもうちょっと違ってくるようです。一体どういうことなのでしょうか…?
iPhoneの販売価格はおいくら
Appleが業者に販売するときの金額は世界共通ですが、税金、手数料、キャリアのサポートなどによって、わたし達が実際に支払う販売価格は国によって微妙に異なっています。
WebpageFXの調査によれば、iPhoneの平均販売価格が最も安かったのはカナダで約8万円。対して最も高かったのはブラジルで約14万円とのこと。
販売価格は世界共通のはずなのに、6万円近く違ってきているのは驚きですよね。
ちなみに日本の価格は約9万円弱で、iPhone安さランキングでは世界第3位になっています。
iPhoneって高いな…と思いつつも、世界的に見たらかなり安い分類だったんですね。
しかし値段は安くても、所得が低ければ手に入りにくいもの。日本でのiPhoneの手に入りやすさはどのくらいなんでしょうか?
iPhoneの手に入りやすさ
今さら言うまでもありませんが、世界にはお金持ちの国と貧乏な国があります。
金持ちの国と言われる日本だと、1日の生活費は家賃、光熱費、医療費などを含めて平均5,000円程度と言われていますが、最貧国と言われるような国では1日の生活費が100円未満の所も。
そういった国では年間3万円台で暮らしているのに、10万円近くするiPhoneを買うのは無理がありますよね…。
WebpageFXは所得に占めるiPhone価格の割合も調査しましたが、最も割合が低かったのはアメリカの1.6%。逆に最も高かったのはインドネシアの39.3%という結果になりました。
インドネシアではiPhoneの本体価格が年収の約4割…日本に置き換えると、年収300万の人がiPhoneを買うのに120万円かかってしまう計算になります。もはや自動車を買うのと同じくらい高額になってしまいますね…。
ちなみに日本の割合は2.7%で、世界的には比較的安い分類に入るみたいです。確かに所得の3%弱だったら、少し節約していけば問題なく買えますね。
ということで、iPhone価格の比較を見ていきました。
普段あまり意識していませんでしたが、日本はiPhoneを買うのに相当恵まれている国だったんですね〜。う〜ん、意外!