ごきげんよう、菊太郎です。
iPhoneに顔認識ロック解除が搭載されるのも、そう遠い話ではないかも知れません。
今までは実用性に乏しかった顔認識機能ですが、ドイツの研究によって開発された「暗闇でも顔認識が出来る技術」により実装が現実味を帯びてきました。
もしもこの技術をiPhoneの認識機能に活用できれば、どんな状況でも一切画面やホームボタンに触れずにロックを解除することができる様になるかもしれませんよ〜。
どんなに真暗でも顔を見分ける新技術
iPhoneユーザーにはあまり縁のない話かもしれませんが、AndroidではAndroid4.0から顔認証でロック画面を解除出来るようになりました。
「スマホに一切手を触れずにロックを解除出来る」と言うことで大いに期待されていた顔認証ですが、実用性に乏しかったため実際に使っているAndroidユーザーはあまりいないそうです。
その理由は大きく分けて2つ。
1つ目は顔写真でも認証されてしまうため、セキュリティ上に問題があったこと。
最近のAndroidはまばたきを認知するなど制度が上がったものの、それでもまだまだセキュリティに関する不安も多いそうです。
2つ目は暗闇では認識できないため、実用性に欠けていたこと。
夜道や寝室などでiPhoneを使うときは意外と多いので、明るいところしかロックを解除出来ないのは大きなデメリットです。
以上の理由で、iPhoneに顔認証が付けられるのは難しいのでは?と言われていましたが、なんとそれを可能にするかも知れない技術が誕生しました。
それは、ドイツのカールスルーエ工科大学の研究グループが開発した「赤外線カメラによる顔認識」。
どんなものかと言えば、熱を検知する赤外線サーマルカメラと、明るい環境下で撮影した画像を比較する新開発のシステムだそうです。
この技術を用いれば、どんなに暗くても顔を認識可能な上、体温も検知するので写真で誤認識の心配もナシ。
先に挙げた二つの問題をいともたやすく突破できるので、実用的な顔認証に繋がるのではないかと言われています。
この技術はiPhoneの顔認証のみならず、空港などでのテロ対策にも役立てるのではないかと大いに期待されているため、世界中の保安当局などからも注目を集めそうですね。
もしこの顔認証が実装されれば、Appleの長年の悲願だったホームボタンの廃止になる可能性も大。
毎年新型iPhoneの予想図に描かれている、全面液晶のiPhoneがついに現実のものになるかもしれませんね!