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【豆知識】7月1日は3年ぶりの「うるう秒」!iPhoneに対策は必要なの?

小技

4年に1度、365日が366日になる「うるう年」。実は1日増えるうるう年だけじゃなく、1秒増える「うるう秒」もあるというのをご存知でしょうか?

4年に1度のうるう年と違い、不定期に訪れる「うるう秒」ですが、今年の7月1日に3年ぶりに実施されることが決定したんです。

しかし、金融市場「うるう秒」を警戒というニュースがあるように、1秒のズレによる電子機器のシステムトラブルが問題になることも…。私たちのiPhoneは大丈夫なのでしょうか?

今回はそんな対策も含めて「うるう秒」についてご紹介します!

「うるう秒」でiPhoneはどうなるの?

7月1日(水)午前9:00の手前に「うるう秒」が実施されることになりました。

この「うるう秒」が挿入されるのは3年ぶり、平日に実施されるのはなんと18年ぶりだそうです。しかし、そもそもなぜ「うるう秒」なんて設定する必要があるのでしょうか?

「うるう秒」って何?

まず「うるう秒」が何なのか、簡単にご説明。

わたし達が日常的に使っている時間は「協定世界時」と言われていますが、この「協定世界時」は以下にある2つの時系によって決められています。

  • ほぼズレる事が無い人工的な「原子時」
  • 太陽の動きに合わせて決められる自然的な「天文時」

「協定世界時」は「原子時」をベースにしていますが、地球の回転にはどうしてもムラがあるので微妙に「原子時」と「天文時」にズレが生じてしまいます。

もちろん些細なズレなので数年放置してもほとんど影響はありません。しかし数万年の月日が流れたら昼夜が逆転してしまう可能性も…。

そのため、それを防ぐために不定期に1秒挿入して「原子時」と「天文時」のズレを修正する…それが「うるう秒」というわけなんです。

1秒増えるだけなので、アナログ時計なら針をちょっと移動させれば良さそうですが、かつて2000年問題が話題になったように、iPhoneやコンピュータなどの電子機器は大丈夫なのでしょうか?

携帯電話の対策は必要なの?

実は「うるう秒」が実施されるたび、たった1秒のズレによって各地でコンピュータシステムに不具合が生じています。

現に3年前の調整の際、カンタス航空で機器トラブルが起きて2時間の遅れが生じたり、mixiで4時間障害が起きたりしました。

特に近年は、株価や為替が1秒単位で変わることも珍しくなく、1秒によって大幅な不具合が生じてしまうので、東証など金融機関では警戒を強化しています。

そのため、うるう秒の存続に関しては国レベルでも意見が分かれており、日本やアメリカでは「調整にかかる損失」を理由に廃止を、ロシアでは「時間の前提が崩れてしまうこと」を理由に存続を求めているんだとか。

さて、「うるう秒」が電子機器に影響を及ぼす可能性があることは分かりましたが、ではいま私たちが使ってるiPhoneやコンピュータは「うるう秒」の影響を受けるのでしょうか…?

結論から言うと、全く問題はありません。

「うるう秒」の被害を受けるのは、業務用の高度なシステムやサーバだけ。家庭用のコンピュータはネットに繋がっていれば自動的に時刻を取得してくれるので「うるう秒」の事を意識する必要さえありません。

iPhone、Android、ガラケー問わず、携帯電話の類もキャリアが自動的に正しい時刻を取得してくれるので、なんの問題なく使うことが出来ます。

目前に迫った「うるう秒」。

一般のユーザーにとっては大きな問題にはなりませんが、システムやサーバの管理者にとっては大変な1日になるそうです。今回の「うるう秒」で、大きな問題が起きないことを願うばかりですね…!

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