ごきげんよう、菊太郎です。
先日、WWDCにて発表されたAppleの新しい定額音楽配信サービス「Apple Music」。
「one more thing…」とイベントの目玉として発表されたわけですが、すでに日本には先行して様々な音楽配信サービスが存在します。
そこで今回は、Apple Musicを含め「それぞれの違いと特徴」を徹底比較!どのサービスを使えばいいか迷っている…という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
音楽配信サービス徹底比較
今回、比較を行うのは以下4つのサービス。
そして比較項目は、
- 月額料金
- 配信曲数
- 音質
- 通信量
- それぞれの特徴
の5つに分けて比べて行きたいと思います。それぞれどのような違いがあるのか…さっそく見てみましょう!
1.月額料金
やはりユーザーとして一番気になる…と言っても過言ではない月額料金。それぞれおいくらなのでしょうか?
比べてみると、AWAライトプラン360円が圧倒的に安い!ライトプランではオンデマンド再生が不可だったり、一部機能に制限があるようですが、ストリーミングは全楽曲できるので十分と言えます。
しかし、いくら安いとは言え配信曲が少なかったら意味がありませんよね。ということで続いて、各サービスの総配信曲数を見てみましょう!
※LINE MUSICにはプレミアムプランの他、30日間で20時間聴き放題となるベーシックプラン(通常500円、学割300円)もありますが、時間制限ありということで除外しています。
2.配信曲数
せっかく月額料金を支払うんだから、色んな曲を聴きたい!そうなると配信曲数がどれだけあるのかが気になるところ。それぞれ比べてみると…
Apple Music圧倒的すぎィ…!桁が違いますw ちなみに1曲あたりのコスパを見てみると…
やはりApple Musicがコスパが高いものの、AWAも健闘していますね!
月額料金と配信曲数が分かったところで、続いて音楽好きには気になる”音質”について見てみましょう。
3.音質
聴くからには良い音質で楽しみたい、ということでサービス別の音質を比べてみます。
なんと3つのサービスで最高320kbpsが用意されていますが、意外にもApple Musicは256kbpsの1つのみ。Appleが昨年買収したBeatsの音楽配信サービス「Beats Music」では320kbpsがあったのですが…><
しかしこれはAppleの公式発表ではないため、サービス開始時に蓋を開けてみたら320kbpsが!なんてこともあるかもしれません。この点は期待して待ちましょう!
さてさて、音質について分かったところで気になるのは…そう「通信量」。
いくら音質が良くてもその分通信量がかさむと困ってしまいます。一体どの程度の差が出るのか見てみましょう!
4.通信量
海外に比べ無料公衆Wi-Fiが少ない日本。ストリーミング配信のため、3Gや4Gだと月の7GB制限なんかも気になってしまいますよね…。
そこで同じ曲をそれぞれのサービスで再生し、通信量を比べてみました(※)。使用した曲はGReeeeNの「あいうえおんがく」(3分30秒)。
また、音質が選べるサービスについては通信量を抑えるという点から、一番低いビットレートで計測しています。その結果は…
なんとLINE MUSICが他2つより約5〜7倍の通信量を使用しているという結果に…。念のため、もう1曲(同じくGReeeeNの「雪の音」5分5秒)でも計測してみました。
ここでもやはりLINE MUSICが他2つに比べ約3倍の通信量に…。1時間あたりに換算すると、
という結果となりました。LINE MUSICの通信量に関しては、サービスが始まったばかり(6月11日開始)ということもあり、まだ試行錯誤中なのかもしれませんね…。
普段Wi-Fiにあまり繋がずに使うという方は、現時点では「レコチョク Best」もしくは「AWA」を使っておくと安心と言えそうです。
※計測に使用したアプリは『Dataman Next』です。Wi-Fiの入切など同条件のもと計測をしていますが、それぞれの環境により数値が変わる場合もありますのでご了承下さい。
5.それぞれの特徴
さてこれまで価格や配信曲数、音質に通信量と見比べてきましたが、それら数字だけでは量れない「サービスごとの特徴や推しポイント」があります。1つずつ見てみましょう!
1.Apple Music
Apple Musicの特徴は、毎日24時間、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンのスタジオから世界100か国以上に向けてオンエアされるラジオ「Beat 1」と、大好きなアーティストと交流できる「Connect」。
「Connect」は、SNSのようにアーティストが投稿した内容にコメントを残したりシェアすることも可能で、もしかしたらリリース前のデモやレコーディング風景なんかも見られるかも…と、ファンにとっては堪らない機能となっています。
さらにSiriとの連携もあるので、iPhoneユーザーにとっては馴染みのある使用感となりそうです。
2.LINE MUSIC
メッセージアプリ『LINE』が手がけるLINE MUSICは、聴いた曲を『LINE』で友だちと簡単にシェアできる点。
LINE MUSICに加入している友だちは、送った音楽を丸々再生できるのはもちろん、加入していない友だちも30秒間視聴できるそうですよ。
料金プランに学割があることからも、LINE MUSICのメインターゲットは若い学生さんたちなのかもしれません。
3.レコチョク Best
価格や配信曲数では引けを取る「レコチョク Best」ですが、その推しポイントはなんと言っても「邦楽に強い」という点!メインの曲だけでなく、カップリングの曲なども多数。
さらに歌詞の表示もある(一部を除く)ということで、カラオケの練習なんかにも使えそうですよ!
圧倒的な曲数のApple Musicも、まだJ-POPに対応しているかは不明。邦楽を中心に聴きたい!という方は「レコチョク Best」一択かも…?
4.AWA
サイバーエージェントとエイベックスの合弁で、先月27日に開始したばかりのAWA。
2種類の料金プラン設定、4種類から選べる音質など、他社に比べてもユーザー視点のきめ細かい設定が可能で、その一番の特徴はアカウント不要で使えること。アプリをダウンロードしたらすぐに使えるのが嬉しいですね。
またユーザーの行動履歴を分析し、マッチしたプレイリストが見つかる「DISCOVERY」機能も。自分の知らない、好みの曲が見つかりそうです。AWAの詳しいレビューはこちらを見てみて下さいね!
まとめ
ということで以上、音楽配信サービスの違いや特徴をご紹介しました!それぞれまとめると…
- Apple Music:圧倒的な配信曲数・高いコスパ
- LINE MUSIC:LINEとの連携で友だちと一緒に楽しめる・学生にはオトクなプランあり
- レコチョク Best:邦楽好きの方・カラオケの練習に◎
- AWA:未知の曲に出会える機能アリ・アカウント不要
という点があげられそうです。
様々な音楽配信サービスが登場していますが、その特徴を踏まえて自分のライフスタイルに合ったものを使ってみてくださいね!