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「IPX7」のIPXって何?防水規格について詳しく解説するぞ

小技
Photo credit: Mauricio Benitez / Foter / CC BY-SA

Apple Watchの注意書きに書かれた「IPX7」を解説をしながら、IPX含む防水等級についてご紹介したいと思います。

この記事を読めば防水製品によくある表記IPXがどういう意味なのか、よく分かりますよ!

関連記事:IP68って何?防水規格について詳しく解説

キーワードは「IPX」

Apple公式サイト内に、小さい文字で書かれている注釈。ここにApple Watchの防水性能の目安となりそうな記述があります。それにしてもものすごく字が小さいw

注釈によると「Apple Watchは防沫性能と耐水性能を備えていますが、防水性能はありません。」
う〜んイマイチ意味が分かりません。耐水と防水は何が違うんでしょうね。

「例えば、エクササイズ中、雨の中、手を洗う時にApple Watchを着用および使用できますが、Apple Watchを水に浸すことは推奨しません。」
となると、イメージ的にはよくある「生活防水」って感じなんですかね。

Apple WatchはIP7

ヒントは最後の文章!「Apple WatchにはIEC規格60529にもとづくIPX7等級の耐水性能があります。」
ようやく具体的な規格が出てきましたよ。この「IPX7等級」というのがミソのようです。

この「IP◯◯」という表示は、IEC(国際電気標準会議)が定める防水・防塵の保護規格。左側の数字が防塵等級を表し、右側の数字が防水等級を表しています。

Apple Watchの「IPX7」の場合、Xは「防塵の試験をしていない」ことを意味し、防水は7等級となります。

この防水等級は級によって試験の環境が異なるものの、だいたい数字が大きいほど防水性能が高くなっています。分かりやすく一覧表にしたものがこちら。

「IPX7」の欄を見てみると、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」という級にあたり、一応防水の規格は取得できているようですね。

ちなみに以前、ご紹介した防水ケースLifeProofは「IP68」。防塵性能6級の防水性能8級ということになります。さすが防水をうたっているだけはあります。

また、価格帯の低い時計などに見られる「生活防水」という表現はこの防水等級に当てはめると4級と5級の間あたりにあたるそうですよ。

Apple Watchに話を戻すと、「アップルは推奨していないものの、規格としては一時的に水没しても大丈夫なように作ってはいる」といったところでしょうか。なるべく水につけないようにしておけば、そこまで神経質になる必要はないと考えていいのかもしれません。

とはいえ、あくまでAppleは水に浸すことは非推奨の立場。水没による故障に関してはおそらく保証も効かないんじゃないかと考えられますので、意図的に水につけたりはしないようにしましょうね…!

ちなみにIPX7の上位規格であるIPX8の商品はこんな感じですよ↓

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ちなみに歴代iPhoneの防水性能はガッツリこちらで紹介しているのでチェックしてみてくださいね!

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