こんにちはkimiです。
グレート・ファイアウォールというネット検閲システムを構築し、「天安門事件」をはじめとした政治的なキーワードを国内のインターネットからブロックするという、日本人からすれば想像できない情報統制の国、中国。
そんな中国が、アップルのiCloudにサイバー攻撃を仕掛け、ユーザにもアップルにも気付かれないように中国のiPhoneユーザを監視しているという驚きの報道が入ってきましたよ…!
反政府デモについての情報拡散を阻止するためらしい
現在テレビなどで報道されている香港を中心としたデモ。香港で学生による反政府デモを封じ込めるため、LINEを始め様々なSNSサービスがブロックされているようです。
そんな中、中国当局の規制を監視する団体であるGreatFireが、iCloudについてもサイバー攻撃を行っていると報じました…!GreatFireによると、中国政府は「中間者攻撃」と呼ばれるサイバー攻撃をiCloudに対して行っているとのことです。
「中間者攻撃」とはe-Wordsによると、
暗号通信を盗聴したり介入したりする手法の一つ。通信を行う二者の間に割り込んで、両者が交換する公開情報を自分のものとすりかえることにより、気付かれることなく盗聴したり、通信内容に介入したりする手法。 |
とのこと。つまり、アップルのiCloudとユーザの間に中国政府が割り込み、ユーザに気づかれることなくユーザの通信内容を盗聴したり、削除したり改ざんするサイバー攻撃ということになります。
こうしたサイバー攻撃を実施することで、反政府デモに関しての情報拡散を抑えたり、反政府デモに関わっている人を特定するために役立つのではないかと推定されます。
なお、GreatFireでは中国政府による攻撃を避ける方法として、
- iCloudを使用する場合に2段階認証を行うこと
- 信頼できるブラウザを使うこと
- VPNを使用すること
などを推奨しています。
中国政府が本当にサイバー攻撃を行っているのか、真相は闇の中…とは言え「言論の自由」があり、比較的自由に発言ができる日本に生まれて本当に良かった…と実感してしまいますね。