こんにちは、yumiです。
初めてiPhone 3Gが発売された2008年以来、新機種が出るたびに販売台数を伸ばし今ではスマートフォン販売シェアでのiPhone比率が7割近い日本。
Appleの本拠地であるアメリカでさえそのシェア率は4割ほどなのにも関わらず、日本ではなぜここまでiPhoneが人気なのでしょうか?今回は、その意外な秘密に迫ってみました!
日本でiPhoneが圧倒的に人気な理由とは
WindowsやBlackBerryなど、iOSやAndroid以外にもスマホOSは色々ありますが、世界ではAndroidが圧倒的なシェアを誇っています。例えばスペインではAndroidのシェア率が9割近く(!)
Apple本拠地のアメリカでさえAndroidユーザーの方が多いのですが、世界で唯一AndroidよりiPhoneのシェアが上回っているのが日本なんです。
そのiPhone人気に考えられる理由として、まずは日本独自の文化が挙げられます。
◆日本独自の携帯電話文化
日本での携帯電話市場は、世界とは違う進化を遂げてきました。「写メール」や「おサイフケータイ」、「ワンセグ(フルセグ)」などスマホが登場するずっと前から、さまざまな機能が付いていましたよね。
そしていざスマホが登場した際、多くの人が「おサイフケータイもワンセグも付いてないの?」と、専門家ですら「スマホは日本では流行らない」と考えていました。
そんな経緯があり、世界からAndroidの立ち上げに一歩遅れた日本。結果、スマホの操作に不慣れなユーザーが未だに多く、より複雑な操作を求められるAndroidよりも直感的に使うことができるiPhoneの人気が高まったと考えられます。
ガラケー全盛期にはワンセグやおサイフケータイがないと嫌!という人も多くいましたが、それが付いていなくても魅力的なiPhoneは、日本の携帯概念を変えたと言っても過言ではないかもしれません。
さらにiPhoneの人気が高い2つ目の理由として、現在の日本の政治的な問題が挙げられます。
◆日本と韓国の関係性
現在、Android市場で圧倒的なシェアを誇っているのは韓国サムスン製の端末であり、そのシェア率は6割を超えているそう。
しかし連日ニュースで流れている通り、現在の日本と韓国の関係性はとても「良い」とは言えない状況です。そうした中で、消費者も韓国製のものは避けているのでは…と考えているアナリストも多いんだとか。
政治的な問題がスマホ選びの1つの指標になっているとは驚きですが、もしかしたらニュースやメディアの影響でそのように刷り込まれているのかもしれませんね…。
さてiPhone人気の理由、最後は「日本の経済」です。
◆日本の経済
不景気と言われていても、2013年の国内総生産(GDP)はアメリカ、中国に続き世界3位の日本。国民1人当たりの経済力は他国から比べても非常に高い水準にあります。
著しい発展を遂げているインドやブラジルでも、iPhoneの端末価格は平均月収の2倍〜3倍。
これを日本に置き換えてみると、日本の平均年収は400万円程度ですので月収は約33万円。それの2〜3倍となると、iPhone1台で66万〜99万円ということに…。さすがにこの価格だと手が出ませんよね。
さらに日本の経済力もさることながら、日本のキャリアが行なっている「分割払い」もiPhone人気の要因となっています。
◆キャリアが実施している分割払い
99万円とまでは行きませんが、それでもiPhone 5s(16GB)の場合7万円ほど。しかしソフトバンクやドコモ、auなどのキャリアでは端末代実質0円で買うことができる販売方法を取り入れているため、ユーザーはとって手が届きやすくなっています。
キャリアがそんな実質0円という販売方法ができるのも、ユーザーが新規や乗換えをした際、2年間は必ず毎月の通信料を得ることができる「2年縛り」や、自社回線以外を使えなくする「SIMロック」があるからこそ。
しかしかみあぷでも何度かお伝えしている通り、総務省が「2年縛り」や「SIMロック」を見直すことを検討しています。
そうなるとキャリアはユーザーが2年使うかどうか分からなくなるため「分割払い」を取り入れることができなくなり、もしかすると近い将来、「端末代は一括で」ということになるかもしれませんね…。
と、ここまでiPhoneの人気が高い理由をご紹介しました。さまざまな理由を挙げたものの、それは外的な要因でしかありません。iPhoneユーザーからすれば「iPhoneが魅力的だから」という答えが一番しっくりくる理由かもしれませんねw
みなさんがiPhoneを使い続ける理由はなんですか?