ワイヤレス充電と言えば、一番気になるのはケースをつけたままで充電できるか?ですよね。
そこで様々な種類のケースを用意して、実際に試してみました!
ワイヤレス充電はケースを着けたまま検証
今回検証にあたって、ワイヤレス充電に使うのはmophieの「wireless charging base」。
iPhone 8/8 Plus時点で公式に販売されていた唯一のワイヤレス充電ベースということで、こちらを使って検証を進めていきます。
またケースの方は一般的に多く使われている以下の4タイプを用意。
- シリコンケース
- 耐衝撃タフケース
- 手帳型ケース
- アルミバンパー
これに加え、Qiのワイヤレス充電は金属はNGとのことなのですが、背面にアルミパネルが使われているケースもあるので、それを再現するためにアルミの板を厚み別に数種類用意しました。
以上のケースなどをつけて、充電が出来るかどうかチェックしていきます。
シリコンケース
トップバッターは、一般的によく売られている普通のシリコンケース。
これくらいは問題ないだろうと乗っけた結果、はい問題なく充電できております。
ということで、シリコンケースは着けたままでもワイヤレス充電はOK。
耐衝撃タフケース
お次はよく耐衝撃などと言われるタフネスケース。シリコンケースに比べて衝撃吸収の為に背面の厚みがあると思って試してみることに。
また今回選んだケースは背面に交通系ICカードを入れられるタイプでより空間が空いている分、充電できるか心配だったのですが…
結果的にはそのまま充電OKでした。
また交通系ICケースを入れられる関係で電波干渉防止用のシートが付属しており、これを入れると影響がでるか再度チェックしてみることに。
何か悪さするかなーと思ったのですが、こちらも問題なし。
まとめるとある程度耐衝撃や交通ICカード用のスペースがあるケースであっても、着けたままでワイヤレス充電はOK!
※ケースとしてはOKでも、suicaなどを入れてワイヤレス充電した場合にカードへ影響があるかどうかは確認していないので、ご注意下さい。
手帳型ケース
3つ目はどちらかと言うと、女性が使われてるのを見かける手帳型ケース。
そこまで背面部分の厚みはないとは思うのですが…結果は問題なく充電OK。
手帳型も種類によって背面の厚みが違うので全てがOKとは言えませんが、タフネスケースの例を見てもよほど分厚いものでなければおそらく問題ないと思われます。
アルミバンパー
今回の検証の中で一番気になっていたのが、実はこのアルミバンパー。
背面はあいているものの、4辺がアルミになっているので何かしら悪さする可能性があるんじゃないかと思ったのですが…結果としてはそのまま充電できました。
ただ元々Qiは電磁波を利用して給電する仕組みのため、金属と電波干渉することからiPhoneは背面ガラスに変更されたという背景が。
そのようなこともあり検証として充電は出来ましたが、場合によっては発熱する可能性もあるため、基本的には避けた方が良いと思われます。
アルミ板(金属ケースの代わり)
最後はダメだよーと言われてしまうとやりたくなるのが人間のサガ…、ということで用意したのがアルミの板。
本当は背面アルミパネルのケースもあるのでそれで実験したかったのですが、ちょうど良いのが見当たらず、どうせならと0.3mm/0.5mm/1mmの3種類の厚みを用意しました。
ただこれアルミバンパーの項目でも触れましたが、本来はやっちゃいけないことなのであくまで自己責任での検証ということでご覧下さい。
ということで早速、ワイヤレス充電ベースにアルミ板を乗っけてその上にiPhone 8をおいてみると…
0.3mm:まったく無反応。
0.5mm:まったく無反応。
1mm:まったく無反応。
ということで、金属がiPhoneとの間にあるとまったく充電できないという結果に。
これ調べてみると金属との電波干渉を避けるために、金属の場合には給電停止する機能がついている場合もあるようで、もしかしたら今回もそれでまったく無反応だったのかも知れません。
この実験結果から言えるのは、やはり背面に金属パネルなどがついているケースはワイヤレス充電NGということで。
おまけ:実際どこまで離して充電出来る?
最後に番外編として、実際には「どのくらい離れていても充電出来るのか」ケースを外した状態で充電がきれないところまで持ち上げてみると…
ここまで持ち上げてもOKでした!
距離にするとおよそ4-5mmで、思ったより離れていてもワイヤレス充電できちゃうんですね。
まとめ
ということで、さまざまなケースや材質のケースで検証した結果をまとめると、以下のように。
- ほとんどのケースは着けっぱなしでワイヤレス充電OK。
- アルミバンパーは充電できるけど、やめた方がいい。
- 背面に金属のあるケースはワイヤレス充電できない。
ケースの背面の厚みに関しては、番外編の検証結果からおそらく4-5mmくらいまではいけそうですが、「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」の注意書きに、
ケースにも対応
iPhoneを厚さ3mmまでのほとんどのケースに入れたまま充電できます。
という記載があり、ひとつの目安として3mm以下だったら問題なしと思っておけばよさそう。
いずれにせよ今回の結果からは金属のケースを避けて選んでおけば、だいたいOKということが分かったのであまり神経質にケース選びに悩む必要はなさそうですね。