こんばんは、yumiです。
iOS 11ではカメラで撮影した写真や動画のフォーマットが変更可能となり、フォーマットによっては従来より約50%も容量が削減できると言われています。
いつも持ち歩いているiPhoneだからこそ「いつでもどこでも撮影できる=容量が嵩む」ということでこれは嬉しい変更となりそうですが、画質は劣化しないのでしょうか?
新フォーマットの「HEIF/HEVC」とは?
これまでiPhoneのカメラで撮影した画像/動画のフォーマットは「JPG(画像)」と「H.264(動画)」でしたが、iOS 11からは
- HEIF:High Efficiency Image File Format(高効率画像ファイルフォーマット)
- HEVC:High Efficiency Video Coding(高効率ビデオコーディング)
という新フォーマットが選べるようになります。
とは言っても画像と動画でそれぞれ選べるというわけではなく、カメラの設定として「High Efficiency(高効率)」もしくは「Most Compatible(互換性優先)」を選択する仕様。
「高効率」というだけあって圧縮率が高く、従来のフォーマットと比べるとファイル容量を約50%削減可能です。
最近はカメラの性能向上でファイル容量もどんどん大きくなってきていましたし、それに対応するための新フォーマットということなんでしょう。
さてそんな「HEIF/HEVC」、容量が削減されるかわりに画質が劣化するんじゃ?と思ってしまいますが、実際にHEIFと従来のJPGで撮影した写真がこちら⇓
容量は2MB→1.2MBとほぼ半分ですが、こうして見る限り特に劣化した点は見られませんね。
そして「HEVC」と従来の「H.264」を比べた動画の画像がこちら⇓
こちらはかなりの差が見て取れます。
というのもHEVCは2013年に規格化されたもので、すでにBlu-rayなどで活用されているフォーマットとのこと。これは綺麗ですねぇ…!
ただしこの新フォーマットには1つ懸念が。それはサードパーティ製の写真加工・編集アプリで使えるのか?という点。
AppleはWWDCでHEIF/HEVCを紹介した際に「共有はもちろん可能」と言っていたのでおそらく使用可能とは思いますが…容量が削減できて画質も変わらないor良くなる嬉しい機能なので、ここはぜひとも対応していただきたいですね!