こんにちは、yumiです。
ランサムウェア「Wanna Cryptor」が世界中で猛威をふるっており、「怪しいメールの添付ファイルは開いちゃダメ」と言われていますね。
これはPCやスマホを使う上で当たり前のことですが、「怪しいメール」ってみなさんどこで判断していますか?
なんでも最近は「駐禁報告書」「予約完了[るるぶトラベル]」「Fwd: 領収書添付させていただきます」などなど、ウイルス付メールの件名が巧妙化しているそうなんです。
つい開いてしまいそうな件名
警視庁犯罪抑止対策本部がTwitterにて「ウイルス付メールが拡散されている」と注意喚起を行いました。
なんでも「駐禁報告書」という件名のメールだそうで、普段から車を運転している人ならば「え!?」と思わず開いてしまいそうになりますね…。
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日本サイバー犯罪対策センターによると、「駐禁報告書」以外にもつい添付ファイルを開けたくなるような件名が増えているそうです。
例えば…「Fwd: 領収書添付させていただきます」と転送されたメールを装ったものだったり、
「予約完了[るるぶトラベル]」と実際の旅行会社を騙ったものだったり。
こちらに至っては受付日時や番号、宿泊日など本文も”超それっぽく”作られているようです。
こういったメールに添付されているファイルは、写真や文書等を装ったマルウェア。絶対に開いてはいけません。巧妙な件名でつい開きそうになっても、
- 駐禁報告書?警察が自分のメールアドレス知っているわけないよな
- 予約完了って…予約してないよ
と、冷静に落ち着いて考えればおかしなことに気がつくはず。
また「ウイルスはPCでしょ?iPhoneなら大丈夫」と考えがちですが、中にはメールの本文にURLが記載されているパターンも。タップすると悪意あるサイトに繋がり、不正なプログラムを強制的にダウンロードされる可能性もあります。
現にiOS 10.3.1までは「iBooksアプリの脆弱性を攻撃されると、ユーザーが意図しないサイトにアクセスされ、悪意あるコードを実行される」といった恐れがあり、先日AppleがリリースしたセキュリティアップデートiOS 10.3.2で修正されました。
マルウェアは、脆弱性が修正されれば違う脆弱性を悪用し、次々と新しいタイプが登場します。iPhoneだからと言って、「絶対に安心」というわけではありません。
とは言え常に最新のアップデートを適用していれば、これまでに発覚した脆弱性は対応されているということ。
- iPhoneのソフトウェアアップデートは常に最新にしておく
- 怪しいメールが届いたら、冷静に落ち着いて対処する
- 一般財団法人日本データ通信協会「迷惑メール相談センター」などに通報する
などが私たちにできる対策と言えるでしょう。
添付ファイルや本文のURLをタップする前に、一度冷静に「開いても大丈夫か」考えるクセをつけておきたいですね。