こんにちわ、Hikaru Sanoです。
先日ついに正式な大統領就任となったトランプ大統領、一部では暴徒化したデモが展開されているらしいですね。
そんななにかと話題に事欠かないトランプ大統領ですが、オバマ前大統領のときと同様、今まで使っていた自身のスマホを手放す事になったようです。
原因は「フルディスク暗号化」と「OSのアップデート」
大統領就任前日、トランプ大統領は友人に「警備に言われて自分のAndroidを使うのを止めた」と話していました。
どうやらセキュリティ上の問題で、今まで自分が使っていたAndroidを手放す事になったようです。
この「セキュリティ上の問題」とは端末の「フルディスク暗号化」と「OSのアップデート」が関係している模様。
「フルディスク暗号化」とは読んでそのまま、OSを含むすべての情報が暗号化され、不正な方法では簡単にアンロック出来ない仕様にするものです。
Androidの場合、OSのカスタマイズを行わないと「フルディスク暗号化」を有効にする事ができませんが、iPhoneの場合はiOS 8からデフォルトで「フルディスク暗号化」が有効になっています。
またiOSの場合、脱獄しない限りはOSのファイルシステムにアクセスする事は実質不可能で、各種アプリ実行時にも安全なサンドボックスを確保でき、外部からの不正なアクセスにはデフォルトで強固な状態です。
次に「OSのアップデート」、iPhoneの場合よっぽど古い端末じゃないとアップデートの打ち切りは行われないのですが、Androidの場合はメーカーの裁量次第で簡単に打ち切られます。
様々なウイルスやサイバー攻撃が日々進化しているこの状況で、OSのアップデートが受け取れなくなるのは致命的であるとも言えますね。
これらの理由からトランプ大統領は愛用のAndroidを手放す事となり、現在はiPhoneを利用する事になっているようです。
ただしオバマ前大統領の時と同様、「おもちゃ同然のiPhone(※)」にされている可能性は大いにあるのですが。
※オバマ前大統領は、カメラなし・SMSもできず・通話も不可・音楽も再生できない、というスマートフォン(?)を使っていたそうです。
まとめ
いかがでしたか?
実際にAndroidの「フルディスク暗号化」を有効にしているユーザは世界でも30〜35%ほどしかいないと言われており、「OSのアップデート」対応も端末発売から1〜2年で打ち切られてしまうそうです。
ちなみにトランプ大統領、愛用のAndroid以外にも大切にしていた空軍ジェット機、「Trump 757」も手放す事になったようですよ。