止まらないPCデポの内部告発…社長が「ない」と言っていた個人ノルマが実はあった！？

ども！ともぞうです。

高齢者への高額サポート費契約の問題を発端に問題視されているPCデポですが、先週社長がダイヤモンド・オンラインのインタビューに答え、批判に対する回答をしていました。

そのインタビュー内にて「店舗に予算はあるものの、個人にノルマはない」と発言したことが内部で不満を持つ方に怒りを買う形となり、実質的にノルマとも取れる「トウゼンカード」の存在が明らかになっています。

「トウゼンカード」とは何なのか、どのような内容が書かれていたのか、ご紹介します！

社内通知にてSNSでの内部情報を牽制するも効果なし

先週、炎上のPCデポ社長の野島隆久氏がダイヤモンド・オンラインにて批判に対する回答となるインタビュー記事が掲載されました。

簡単にまとめると「個人へのノルマの設定などはないが、契約が複雑になっており今回の件（発端となった契約）は実態にそぐわないものだった」とのこと。

組織的に厳しい個人へのノルマ設定を課しており、その結果そぐわない契約でも無理矢理取っていたのではとの批判に答えるものだったのですが、これに対し内部の方が反発。

Twitterにて、とある方が従業員に配られる「トウゼンカード」なるものを公開しました。(現在、該当ツイートは削除済み)

※一部をイメージとして再現したもの

netgeekによるとそのシートには以下の様な項目が書かれており、獲得した場合にチェックを入れる表になっていたようです。

※一部をイメージとして再現したもの

文章だけ読むと、来店したお客さんに商品やサポートを進める際のマニュアル的な感じにも取れるのですが、気になるのは末尾の「平日1件　土日2件」と言った表記。

達成するとチェックするとあるので、あれ？これ実質的にノルマなのでは？と取れなくもないのですが、Twitterの投稿者によれば、この結果で給与の増減はないとのこと。

しかしながら別の投稿者によれば、この結果次第で表彰されたり、指導が入ったりと実態として組織的にこの「トウゼンカード」が運用されていた実態を明らかにしています。

また別の方によれば、「トウゼンカード」の結果では給与は増減しないはずがスタッフのランクが下がって減給になるという話も。

「トウゼンカード」の達成状況によって評価に影響があり、指導が入るようならもうこれは実質的にノルマと言っても差し支えないのではないでしょうか。

また今回のTwitter投稿を裏付けるように、PCデポのアルバイト募集にて「トウゼンカード」に言及していたページは削除されました。

あくまで「複雑な契約方式が問題で、組織的にきついノルマを課していた訳ではない」と説明していたPCデポ側ですが、ここまで状況証拠が揃うと言い逃れも難しいでしょう。

社内ではSNSなどの情報漏えいに対する牽制と情報漏洩者の通報を促す通知を出している模様。それでも止まらないところをみると、内部では会社のやり方に不満を持っていた方が大量にいたということなんでしょうね。

※トウゼンカードを公開した投稿者さんのツイートにて、「アカウント名入りで公開されると今後の行動に支障がある」と発言されていた関係から、アカウント名はふせさせていただきました。