こんにちは、yumiです。
みんなが安心して使えるようになるから賛成?それとも言論の自由を奪うから反対?
先日、ニュージーランドでネット上の「荒らし行為」や「誹謗中傷」を罰する法律が施行されました。
日本でもネットに関しては大きな問題となっており、けっして対岸の火事ではないこの法律。一体どのような内容となっているのか見てみましょう!
荒らしや中傷が犯罪に!
今月6日ニュージーランドで、インターネット上での荒らし行為や誹謗中傷を”犯罪”として扱う法律「有害デジタル通信法」が施行されました。
違反者は最大5万ニュージランドドル(日本円約400万円)の罰金や、最大3年の懲役刑に処されるとのこと。
今までニュージーランドでは、このようなネット上の荒らし行為や誹謗中傷を処罰するために、日本を含む他国同様「名誉毀損」などを適用しなければなりませんでした。
しかし今回「有害デジタル通信法」が制定されたことにより、即座にユーザーを逮捕できるように。
被害者からの通報を受けた専門機関が調査を行い、違法コメントを投稿したユーザーに対し24時間以内に削除するよう通達をするそうです。
それにユーザーが従わない場合は、例えばFacebookやTwitter、Googleなどにも削除要請を行うとのこと。
ここで気になるのが「一体どのような投稿が違法になるのか」という点ですが、法案によると処罰の対象となるのは、
- 重要な個人情報を晒す
- 脅迫・威嚇行為
- 分別ある人に対しての攻撃的な行為
- 性的・わいせつなコメント
- 虚偽の主張
- 秘密漏洩
- 特定の個人を傷つけるよう、他者にメール等を送り煽動する行為
- 自殺を煽動する行為
- 人種や思想、性や障害について中傷する行為
などが含まれているようです。
しかし専門家からは「言論の自由を奪うのではないか」「どこからが違反となるのか線引が難しい」など、反対意見も多数出ている模様。
日本でも「荒らし行為」や「ネットいじめ」は大きな問題となっていますが、もし同様の法律が施行されたら大きな議論を呼びそうですね…。
みなさんはこのニュージーランドの「有害デジタル通信法」、賛成ですか?反対ですか?